救急車をタクシー代わりに

今日は開業医での当直をさせていただいているんですが、来てしまいました。

「救急車をタクシー代わりに」する患者さんが・・・

いわゆる市民病院や県立病院などの基幹病院ではとうてい受け入れてもらえない患者さんの一部は開業医に流れます。そして、上記のようなモラルの少ない患者さんも多い印象です。搬送されてしまったら、もうどうしようもないのですが、現場での救急隊の方の気苦労も大変なものと察します。

そこで調べてみました。本当に「救急車をタクシー代わりに」して、法的な問題がないのかを。

以下は弁護士:福永活也さんの記事(2017年)を引用しています。

そもそも救急車の利用が予定されているのはどういう人?

救急車は、消防機関による救急業務に用いられる車両のことを言いますが、救急業務とは、一定の傷病者について、救急隊によって医療機関等に搬送することを言います。

そして、救急車の利用が予定されている傷病者とは、以下のとおり法律で規定されています(消防法第2条第9号、消防法施行令第42条)。

  1. 災害により生じた事故による傷病者
  2. 屋外・公衆の出入りする場所において生じた事故による傷病者
  3. 屋内において生じた事故による傷病者、または、生命に危険を及ぼすような状況にある疾病による傷病者で、かつ、これらの傷病者を医療機関等に迅速に搬送するための適切な手段がない傷病者

さらに、以上の1~3のいずれかに該当することに加えて、医療機関等に緊急に搬送する必要がある傷病者

とされています。

こういった法律上の決まりを厳格に知っている人はあまりいないと思いますが(私も、今回初めて勉強しました)、法的には、救急車を利用するためには、医療機関等に緊急に搬送する必要性がある場合と定められていますし、特に、屋内の事故等の場合には、救急車以外に適切な手段がないことも要件とされています。

では上記の要件に該当しない傷病者のために救急車を呼んでしまった場合の法的責任は?

そもそも専門家でもない一般人が、一定の緊急性を要する状況において、上記の難しい要件を理解した上で、救急車を呼ぶかどうかを判断することは難しく、基本的には何らかの法的責任に問われることはないでしょう。

ただし、これは救急車を呼んだ本人に、何ら悪質な意図がなかった場合であって、もし傷病者が救急車を呼ぶほどの状況ではないことがはっきりとわかっていたにもかかわらず、敢えてタクシー代わりに呼んだような場合には、以下の法的責任に問われる可能性があります。

1.消防法違反(消防法第44条第20号)

正当な理由がなく、傷病者の状況について虚偽の通報をした者には、30万円以下の罰金または拘留が科されます(拘留とは、1日以上30日未満の範囲で刑事施設に拘置する刑罰)。

2.軽犯罪法違反(軽犯罪法第1条第16号)

虚偽の災害の事実を公務員に申し出た者には、拘留または科料が科されます(科料とは、1000円以上1万円未満の金銭を強制的に徴収する刑罰)。

3.偽計業務妨害罪(刑法第233条)

かなり悪質なケースであれば、消防機関の適正な業務を虚偽の通報により妨害するものとして、3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科されます。

 

ん〜、つまりよっぽど明らかに悪質じゃないと、処罰を受けないということですね。そもそも誰が訴え出るのかという話にもなりますし。救急隊の方は、忙しいし、わざわざ法的責任を問うて、時間を割いたりはしないでしょうし、病院側も同じでしょうね。となれば、その時だけ我慢してやり過ごすしかないのでしょうか。

解決策としては、救急搬送後に病院側が本当に緊急性があったかどうかを判断し、緊急性がなければ、消防局に伝えて、市の方から救急車利用の請求書が届くようにする。もしくは、救急車自体、緊急性の有無にかかわらず、有料にする。この場合の有料とは5千円〜1万円程度でしょうか。タクシーよりも安い料金だと、お金も払っていることから堂々とタクシー代わりにされそうなので。

ただ、付け加えておきたいのは、悪質な救急利用をしている人はごく一部。

所得税について誤解してた…

税と所得は切り離せない問題ですが、お恥ずかしながらずっと誤解してることがありました。

上図のように所得が増えれば、課税所得全体に税率がかかると思っていましたがそうじゃないんですね。周囲の医師仲間も給与が1800万以上だと半分近く税で持って行かれるからバイトを抑えてるとか、収入が増えすぎないようにしてるとかいう話をしてたので、働いて稼ぐほど損なんだと思ってました^^;

しかし、実際は以下の図のようになっているようです。

つまり、1800万円の収入があれば、控除分を引いた残り全体に40%の税がかかるわけではなく、段階的に税率が変化すると…

それじゃあ、わざわざ所得を抑える必要なんかないじゃないか😱

日本の累進課税は「超過累進税率方式」というものを採用しているようです。なんとパキスタンでは2009年まで「単純累進税率方式」だったそうで、まさに誤解していた通りの税率方式だったようで、高所得者は所得をあえて抑えるということが行われていたんでしょうね。

税の理解ってほんと大切…

今回はkeiさんのブログを参考にさせていただきました。ありがとうございます。

https://www.eurekapu.com/progressive-taxation

またこのあたりの本も1日で読めるし、わかりやすいのでいいですね。

 

2018.9.1 ここから・・・

迷える整形外科医 ku-manです。

30を過ぎて、仕事やプライベートでの悩みや葛藤、解決策、その時感じたことなどを残さないのはもったいない、と思うようになりました。昨年、小林麻央さんが亡くなられた時に、ブログに残された言葉で救われる人がいたり、その時感じたことを日記のように残すことは決して無駄ではなく、自分に対しても含めて何かに役立つことがあると感じました。

日々勉強したことなどもメモ帳のようにまとめていきたいと思います。

将来的には、子供達が自分の親がこの時にこんなことを考えていたんだなあと、知ってもらうのもいいかとも思います。

いくつか、考えていることはありますが、まず

①やってみたシリーズ(このブログ作成も含め、やってみた、どうだった、、、反省、みたいな)

②資産形成の方法・研究

③臨床のあれこれ、

などですね。

整形外科医が書くブログは本当に最近たくさんあるので、目立とうとか、一旗あげようという気概はありません。ただ最近は、同じ場所でいるのも飽きてきたので、ブログだけでもふわっと世界中どこでも届くようにすることで精神的に遊んでみたい年頃です。

早速ですが、今回のブログを立ち上げるに当たって参考にしたサイトを貼っておきます。本当にこのサイトのまんま、立ち上げてみました。

http://cycle-japan.com/wordpress/

Nature Driveさん、勝手ながらありがとうございました。