学業という視点で自分の人生を振り返る①

最近、息子の勉強について注意したり(実際は注意などのレベルではないが・・・)する機会が多く、はたして自分はどうしてきたか?というのを記憶がまだあるうちに残しておこうと思う。

はっきりいって、参考になる部分はほとんどない。計画性をもって勉強してきたことは皆無と言ってもいいからである。

小学生の頃〜

幼稚園から苦悶を、じゃなかった、公文を継続していた。国語、数学、英語である。公文の宿題ペースとしては各教科1日5枚を死守していたはず。できていなければ母親からとても叱られた記憶があるからだ。数学は確か、2次方程式、2次関数、3次関数、高校1年生くらいの内容をしていたように思う。自分でいうのもなんだが僕は聞き分けのいい子であり、小さな頃から大人から褒められたい、悪いことをしてしかられたくない、という平凡だが割とよくあるいい意味での子供らしさを持っていた(と思う)。優等生タイプであり、担任の先生からも気に入られることが多かったように思う。小学校のテストはほとんど90点以上、80点をきることはまず無かった。(←ここが息子とは大きく違う)もっというと、小学校レベルのテストで高得点が取れないのは才能でもなんでもなく、単になまけているだけとも言える。僕の子供時代はファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイなどたくさんのゲームをしたものであった。土日の朝は早起きしてドラクエをずっとやっていた、そして親が起きる頃にゲームを終えるのである。友達と山へ行ったり、洞窟探検をしたり、卓球したり、そんなことをしながら、小学生時代は終わった。

中学生〜

周りがみんな塾に行きだし、公文では文章問題が少なかったので自分も塾に行くことにした。「文化の森ハイスクール」という塾だ、なぜそこにしたのかは記憶がない。ただ、クラスメイトが誰も通っていなくて、なんとなくアウエーの環境で勉強したかったという記憶はある。そこには付属中学校の子や、その周囲の公立の中学からの子が集まっていた。最初はなじむのも少し大変だった気もするが、小学校で4回も転校した僕にとってはあまり苦ではなかった(親の転勤のためです)。塾の宿題が割と多かった印象だが、ノルマはこなせていた。少しつまづいたのは英語だった。文法の理解に時間がかかっていた気がする。習うより慣れろで、書きまくって、手に覚えさせるという理解よりも暗記に走ってしまっていた気もする。数学に関しては特に問題なく進行したと思う。国語はもともと得意ではないが、まあこんなもんだろうくらいの良くも悪くもないくらいで乗り切っていた。しかし、中学校入学時はほぼトップだった成績も高校受験が近づくにつれてトップ5-8くらいをうろうろする程度になっていた。同級生は63人という少なさの中で。数年前に家の前の中学校は廃校となり、校舎も跡形も無くなってしまった。

高校生〜

県内の進学校のひとつではあったが、中学校でトップ5に入る連中は市内の進学校へ、僕は市内からはるかに離れた南の進学校へ行くことに。もちろん公立。そこで入った時の成績はトップ20くらいであったが、理系の特進クラスに入れた2年生頃から中間期末が来るたびに成績が落ちていった気がする。医学部へ行きたいという願望は幼少期から漠然とあったが、3年生の時の3者面談で担任から、「お母さん、こんな成績で医学部なんて絶対無理ですよぉ、全然勉強が足りんわぁ」とはっきり言われた。薄々感じていたが、現実を突きつけられた。かと言って、猛勉強をしたかと言われるとそうでもなかったような気がする。毎日2-3時間は帰って勉強はしていたけど死ぬ気で勉強した感じではなかった。普通に赤本や黄色・青チャート、塾の宿題などをしていた。余力があるままセンター試験へ。普段から出し切っていないのだから、センター試験でいい点が取れるはずもない。597/800点だった気がする。これは割と覚えている。ずば抜けて得意な科目もなければ全くわからない科目もないという中途半端な状態であったと思う。医学部でなければ、この点数自体はそこまで悪いものではない。しかし相手が医学部ということになればこの点数は「へ」みたいな点数であった。もちろん、前期後期とも不合格である。ちなみに自治医大も受けた。

予備校時代〜

自分が人生において一番本気で勉強したと胸を張れる1年である。地元の有名な予備校に入学。入学前のクラス分け試験で一番上のクラスMMに入れることに(確かM6かM7まで幅広いクラス分けがあった気がする)。このため、年間の授業料も安くなり、1年間で10万円で済んだ、それに寮費が追加されるのみとなり両親は少し安堵したと思う。実際にいくらかかっていたのかは知らないし改めて親に聞くのも少し怖い。MMに入れた時は、自分の成績はそこまで悪くないやんと思ったが、変な油断につながって不合格に導かれてはいけないとふんどしを締め直した記憶がある。次回へ続く。

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