世の中には本当にいい歌、曲がたくさんあります。どれが一番だなんて選べませんが、人生において大切なことを教えてくれる曲を紹介します。
シャーリーンの「愛はかげろうのように」です。
結婚式などでも時々流れているとのことですが、歌詞は結構えぐかったりします。以下、歌詞と和訳を載せます。転載ですが一部、私が編集しています。
Hey lady, you, lady,
cursin’ at your life
You’re a discontented mother
and a regimented wife
ねえあなた そう あなたよ
「あたしの人生なんて…」ってそう呟いてるあなた
不満を抱えた母親 で家に閉じ込められた妻ってところかしら
I’ve no doubt you dream about
the things you’ll never do
But I wish someone had a talked to me
like I wanna talk to you
あなたは夢見てるに違いないわ
自分が決してしたくてもできないことを
ああ 私にも
誰かこうして教えてくれたらよかったのに
こうして私があなたに話しかけるように
Ooh I’ve been to Georgia and California,
oh, anywhere I could run
Took the hand of a preacher man
and we made love in the sunBut I ran out of places
and friendly faces
because I had to be free
I’ve been to paradise,
but I’ve never been to me
ええ、ジョージアにもカリフォルニアにも行ったわ
行けるところにはどこにだってね
神父様の手を取って
太陽のもとで愛し合ったりもしたけど私は
その場所や友人たちとの繋がりも捨てたの
だって自由が好きだったから
私はパラダイスに行ったことはあったけど
でもパラダイスな気分になったことは一度もなかったわ
Please lady, please, lady
Don’t just walk away
Cause I have this need to tell you
why I’m all alone todayI can see so much of me
still living in your eyes
Won’t you share a part of a weary heart
that has lived a million lies
お願い ねえ どうかあなた
まだ行かないで
だってあなたにこの話をしなくちゃ
私がいまだ孤独でいる理由をね。私には見えるのよ
あなたの瞳のなかに昔の私の姿がね
分かってほしいの
この疲れ切った心の一部でいいから
数えきれない嘘を重ねてきた私の人生を
Oh I’ve been to Nice and the isle of Greece
While I sipped champagne on a yacht
I moved like Harlow in Monte Carlo
and showed ‘em what I’ve got
ええ ニースにもギリシャの島々にも行ったわ
ヨットでシャンパンを飲んだりもした
モンテカルロのジーン・ハーロウのように
持てるものを披露したりもしたわ
I’ve been undressed by kings
and I’ve seen some things
That a woman ain’t supposed to see
I’ve been to paradise,
but I’ve never been to me
沢山の紳士たちに愛されて
およそ女性が見ることのないものも
沢山見てきたのよ
私はパラダイスに行ったことはあったけど
でもパラダイスな気分になったことは一度もなかったわ
Hey, you know what paradise is?
It’s a lie.
A fantasy we create about
People and places as we’d like them to be. But you know what truth is?
It’s that little baby you’re holding,
and it’s that man you fought with this morning,
the same one you’re going to make love with tonight.
That’s truth, that’s love
ねえ 楽園ってなんだかわかる?
そんなものはないの
私たちが創った幻想なのよ
人々も場所も そうあってほしいと
想像したものなのよでも本当の幸せってて何だかわかる?
それはあなたが腕に抱く赤ちゃんだったり
あなたの旦那さんと今朝ケンカしても
その同じ人と今夜愛し合ったりするものよね
本当の幸せってそれなのよ、それが愛なのよ
Sometimes I’ve been to cryin’ for unborn children
That might have made me complete
But I, I took the sweet life
and never knew I’d be bitter from the sweetI spent my life exploring the subtle whoring
that cost too much to be free
Hey lady, I’ve been to paradise,
but I’ve never been to me
産んであげられなかった子どものことを想って
ときどき涙を流してきたの
子どもがいたら 私は満たされていたかも…
でも 私は… 私は甘い生活を選んだわ
その後に待ってる苦しみなど知りもしないで体を売るようなことを経験するのに人生を費やし
自由であるために大きな代償を払ったの
ねえ 私はあらゆる場所を訪れたけど
でもパラダイスな気分になったことは一度もなかったわ
I’ve been to paradise, never been to me
(I’ve been to Georgia and California,
and anywhere I could run)
I’ve been to paradise, never been to me
(I’ve been to Nice and the isle of Greece
While I sipped champagne on a yacht)
I’ve been to paradise, never been to me…
楽園にも行ったけど…私自身には出会えない…
(ジョージアやカリフォルニア
行けるところにどこでも行ったわ)
それでもパラダイスな気分にはなれなかったの
(ニースやギリシアの島々で
シャンパンをヨットで味わった)
まだ本当の自分には巡り合えてないのよ…
ここでの「パラダイス」とは「最高に至福な状態、状況」と訳せると思います。
「I’ve been to paradise, never been to me」は「I’ve been to paradise, never been(paradise) to me」ではないでしょうか。
人生においての「幸せとは何か?」を示しているひとつの答えだと思います。この歌詞の女性は、派手で世界中を旅行したり、豪遊したりすることが幸せかと想像しているかもしれないけど、実は目の前の夫や子供、質素で目立たないような生活が本当の幸せなのだと諭してくれています。
私も以前、生活において税金(所得税や住民税)が高くて、手残りが少ないので、妻に不動産投資など相談したことがありますが、妻は今のままで十分だから身の丈にあった生活をすればいいじゃないと言ってくれました。世間から見ても決して贅沢な生活はしていない(外食は月1回程度、週末は子供とテニスのみ)と思いますが、そう言ってくれて肩の荷が下りるとともに、いい女と結婚したなと思いました。でも私は不動産投資をあきらめてませんけどね。
なかなか心に響く歌詞というのは少ないですが、人生において大切なことは何か考えさせられる名曲だと思います。