FACTFULNESS ファクトフルネス

副題は「10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」ということで2日で読破しました。1日でも読めそうです、グラフや写真が頻繁に出てくるので、わかりやすいですし飽きずに読めます。

下記の文は宣伝用ですが、

世界の基本的な事実を正確に理解している人は、チンパンジーよりも正解率が低い。
大半の人の正解率は3分の1以下。チンパンジーはランダムに選ぶので33%正解する。
人がなぜ、ランダムに回答するチンパンジーによりも正解できないのか。それは、人間の10の本能が引き起こす思い込みのせいである。
最新の統計データを紹介しながら、世界を正しく見るために欠かせない一冊です。

筆者は公衆衛生の医師であり、イメージだけで物事を捉えるのでは無く、裏付けのあるデータ、すなわちエビデンスで語らなければいけないと伝えています。

巻頭に、思い込みで誤解されていると予測される13問のクイズが掲載されていましたが、私は8/13(61.5%)の正解率でした。いや〜、難しかったですよ。現在の世界の平均寿命とか、世界で電気をつかえる人は何%とか、普段考えてなくてイメージだけですもんね^^;

そのあたりを全てデータで示してくれるので勉強にもなります。思い込みの原因である「10の本能」を各章で解説する形で進んでいきますが、裏付けデータを示したり、筆者の苦い経験をちょこちょこ挟んだりしてくれるので理解しやすいです。

第1章の「4つの所得レベル」という、所得ごとに世界人口を分けた図があり、そのレベルごとの「水の調達」、「移動手段」、「調理方法」、「料理」の写真もとても面白かったです。第2章における「ネガティブ本能」。「世界はどんどん悪くなっている」や「昭和の頃はよかった」などの言葉が、データで言えば全くの嘘ということがわかります。「昭和の頃はよかった」と言っている人は単なる個人の感想ですね。昭和の頃は災害による死者数、乳幼児の死亡率、大気汚染、どれをとっても「平成や令和の時代」に負けています。

この本を読んでみると、アフリカや中東、一部のアジアなども徐々に貧困率は低下傾向で、「先進国」、「途上国」って言葉自体も死語になる気がします。日本はこれから人口も減ってきて、国力が落ち、かつての「途上国」みたいにならないか心配になってきます。

またウエルスナビで投資していた世界の株、債権、金、REITなどの分散投資を利確して米国株1本(S&P)にしようと思っていた矢先でしたが、世界の貧富の差は埋まりつつあることから、やはり世界分散の投資でないと怖いなとか、しょーもないことも考えてました。

そして第2章での「考えずに感じているだけ」というフレーズが胸に刺さりました。臨床医をしていると、経験や感覚で治療を行うこともよくありますが、絶えずこのやり方で今もいいのだろうかと常に疑ってちゃんと知識のアップデートをしていこうと、あらためて感じました(いやちゃんとしているつもりですが・・・)。でもしているという「思い込み」が良くないので、絶えず精進の気持ちですね(^_^;)

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1浪して医学部入学 ↓ 留年・浪人することなく卒業 ↓ やりたい科目が見つからず、ぷらぷらしていると 整形外科部長にテニスで勝負して負けたら整形外科に入れと言われ 0-6で負ける ↓ 整形外科の道へ ↓ 救急外傷、一般整形を8年修行 ↓ 血迷って大学院へ ↓ 研究がうまくいかず、一時美容整形外科になろうとするも辞める勇気なく断念 ↓ 流れ悪く、FXで300万損失 ↓ ようやく研究に終わりが見える←いまここ